「遺骨からダイヤモンドは本当にできるか」をテーマに4つの論点から説明をするシリーズの第4回目は「アルゴダンザは遺骨中の炭素成分を用いて合成ダイヤモンドの製作が可能かどうか」です。
アルゴダンザは2009年、スイスの公証人に、「私たちの製造工程をすべて公開するので、検証・観察し、遺骨からダイヤモンドを製造している事を証言して欲しい」とお願いしました。(日本の公証人制度の事実実験に当たります:下部参照)
公証人とは、中立的な存在であるだけでなく、公証人の書面による証言は「本当にそうであったこと」が裁判所でも真実と認められるほど大きな権限を持ちます。そういった意味で公証人の証言は、ご依頼者がご自身ですべてを観察するのと同等の信頼性のある証言です。 続きを読む
「遺骨からダイヤモンドは本当にできるか」をテーマに4つの論点から説明をするシリーズの第3回目は「遺骨には他の炭素が混じっているか」です。
まず、なぜこれを説明したいかを説明させてください。時に「火葬後の残留物には、遺骨以外にその他の物質が燃えた後の炭素成分もあって、それが遺骨から来たものかわからない」と言う方がいらっしゃり、そして、多くのケースで、「遺灰」というのがそのお骨以外の物質の残留物という認識を持たれているようであるからなのです。 続きを読む
「遺骨からダイヤモンドは本当にできるか」をテーマに4つの論点から説明をするシリーズの第2回目は「火葬後のお骨に炭素が含まれるかどうか」です。
前回、骨の中には炭素が含まれることを検証しましたが、この炭素成分の多くは、火葬中に燃えてしまいます。しかし、すべてが燃え尽きてしまうわけではなく、一部は残ります。うまくお骨の形を遺す、という日本の高度な火葬技術によるものかもしれません。 続きを読む
先日、友人からメールをいただきました。
『友人にアルゴダンザのダイヤモンドの事を話したら、「骨には炭素が入っていないから、遺骨からダイヤモンドは出来ないんじゃないの」と言われました。どうなんですか?」という内容でした。
アルゴダンザのサービスを提供して5年以上になりますが、年に2回くらいこの手のお話を頂きます。今まで個別に返事を差し上げてきたのですが、この際一度お話してもいいかな、と言う気になりました。「遺骨からダイヤモンドは本当にできるか」をテーマに4回にわたって、以下の4つの論点から説明をしたいと思います。
- 骨の中に炭素成分があるか
- 火葬後のお骨に炭素が含まれるかどうか
- 遺骨、遺灰の概念について
- アルゴダンザ社は遺骨中の炭素成分を用いて合成ダイヤモンドの製作が可能かどうか
第一回の今日は「骨の中に炭素成分はあるか」です。 続きを読む